:: Pate de verre ::
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Mellow Glass タナカユミさんのの作品はパート・ド・ヴェールという技法で作られています。
《 pate de verre 》
パート・ド・ヴェールは紀元前16世紀ごろにメソポタミアで考案され
ローマ時代になって一旦は消滅してしまいました。
19世紀末のアールヌーボーの時代にフランスのアンリクロというガラス工芸家が
命名した言葉でフランス語で「ガラスの練り粉」という意味。
しかし、この時代でも秘法として後世に残さなかったために2度目の消滅しまいます。
①まず作りたい形を粘土で成形し、それをもとに石膏で型を製作
②その石膏型にカレットと呼ばれるザラメ(粒)状のガラスを詰めます。
③その際、石膏型に色を付けたい部分釉薬を先に塗っておきます。
④そして釜の中で焼きあげます。
⑤焼き上がった作品を石膏型を割り出します。
完成まで1カ月半ほどかかるとても時間のかかる作品です。
時間のかかる工程の中、気泡が現れたり。。。と表情が変わってきます。
石膏型を割って作品をとり出すため、1つの型から1つの作品しか作られません。





世界でたった1つのglass。お気に入りの作品を見つけにいらして下さいね。